コンテンツへスキップ →

「ひみつの森の相談室」in えんの家

カウンセリングというと、どんなイメージをお持ちでしょうか。
病院や企業の相談室や会議室、学校の保健室のような、白い部屋で重い話をするイメージかもしれません。

「カウンセリングをもっと気軽に、カフェでゆったり受けられたら。」
そんなお声をいただき、ご縁を繋いでいただいたことが始まりで、この企画が実現しました!

場所は、長野県長和町・中山道・和田宿の「えんの家」さん。
築150年以上の古民家をオーナーがセルフリノベーションしたカフェダイニングです。
ひとつひとつ手作りの内装は、見ているだけで癒されます。

お肉メインの、地元食材を活かした創作料理が魅力。
ドリンクバーもあるので、ゆっくりおくつろぎいただけます♪

https://www.ennoya.jp

*ふらりといらしていただいても大丈夫ですが、ご予約いただけると確実です。

email(motoyama@bookbook.jp)、またはインスタのDMにてご連絡ください。平日ご希望の方はご相談ください。

生きている苔「スカンディアモス」のワークショップや、2026年カレンダーなども販売いたします。お気軽に遊びにいらしてくださいね♪

【本山理咲プロフィール】

1990年
漫画家デビュー 以後フリーランスで現在に至る

2004年より
朝日中高生新聞にて「明日がくる」連載中
中学道徳の教科書(教育出版・東京書籍・光村図書)に掲載中

2010年より
長野県長和町在住
ひみつの森をモチーフにした小さなオリジナルブランド【ちくちく鳥】を立ち上げる

2022年より
放送大学で心理学を学ぶ

2025年
認定心理士 資格取得
【ひみつの森の相談室】開設

このたびは「ひみつの森の相談室」に興味を持っていただき、ありがとうございます。
私がカウンセラーになるまでの道のりについて、お話しいたします。
あなたが私を選ぶかどうかの、判断材料にしていただけましたら幸いです。

私は1990年、大学生のときに漫画家としてデビューしました。
漫画家と言うと「夢を叶えてすごいですね!」と言われることが多いのですが、実は、漫画家になりたいと夢見たことは一度もありません。
私は、物心のついた頃から 苦しんでいる人の心を変えるような、人の心を癒すような仕事をしたいと考えていまして、その手段として選んだのが漫画を描くという仕事でした。
ですが、エンターテイメントの世界ではなかなかうまくいかず、受け入れられないことの連続で、若い頃は、迷走ぎみでした。

2004年から現在まで連載を続けている「明日がくる」という漫画は、中高生のいじめやその他、心の悩みを綴った漫画です。
また、2021年に 出版しました「毒母育ちの サナギさんの脱皮」
こちらは、毒母に育てられ、自分を見失った主人公が、カウンセリングを受けながら立ち直っていく様子を描いた漫画なのですが、
これらを描いたあたりで、「ああ、私は カウンセリングをやりたかったんだ」ということに気がつきます。

中高生の悩みを綴った漫画ですが、大人の方にも読んでいただいています。
毒親に苦しまれている方はお読みください。
カウンセリングの流れがわかります。

また、私には、過酷な境遇を乗り越え、良いカウンセラーさんに出会うことで、心の傷を癒してきた経験があります。

これらの背景から「心の悩みを抱える人の支えになりたい」という思いが強まり、カウンセラーの道を歩む決意をし、
社会人大学生として 心理学を学び、2025年春に、認定心理士の資格を取得。
「ひみつの森の相談室」を開設しました。

「カウンセリングってなんだろう?」
「どの資格の人が、どの領域を請け負っているの?」
これは、私自身が誰かに相談したくて悩んでいた時に、さらに頭を悩ませる疑問でした。

●心理学の学士課程を修了後に取得することができる資格

【認定心理士】心理学の基礎知識を証明する資格(学会認定)

●臨床心理士資格取得のための指定大学院を修了後に資格試験を通過して取得することができる資格

【臨床心理士】臨床・治療の専門家として活動できる資格(民間資格)
【公認心理士】幅広い分野で心理支援を行うことができる資格(国家資格)

●その他セラピスト、ソーシャルワーカー、精神保健福祉士、保健士、産業カウンセラー、スピリチュアルカウンセラー、などなど。
各種民間資格は多数ありますし、無資格でカウンセラーとして活動することも可能です。

なぜこんなにも、わかりにくいかというと、心のことは後回しにされていた時代が長かったからです。
【公認心理士】の国家資格が制定されたのは、2017年(平成29年)のこと。
やっと、心のことの重要性に目を向けられる時代になった、ということなのだと思います。

そんな中で、私の立ち位置は、【認定心理士】である、ということをお伝えしておきます。

人付き合いがうまくいかない方。
生きるのがつらい方。
悩みというほどではないけれど、心がもやもやする方。

それは、考え方の癖が原因かもしれません。

私のカウンセリングでは、「認知行動療法」をベースに進めていきます。

「認知行動療法」とは「認知」して「行動」する。

あなたには、どんな考え方の癖があるのか。
その癖は、いつできたのか。なぜできたのか。

これはひとりではなかなか気づけないものです。
カウンセリングの中で、一緒に考えていきましょう。

自分の癖を知る。これが、「認知」です。

「認知」ができたら、その癖が、今のあなたに必要かどうかを考え、必要ない場合は、「行動」を変えていく。

その癖は、あなたの脳の中に作られた、道路のようなもの。
意識的に変えていかないと、無意識に自動的に、いつもの道を通ってしまいます。

「行動」を変えるとは、今までの道を通行止めにして、新しい道を作り、定着させる作業です。

慣れ親しんだ行動を変えるのが怖い。
または、わかっているのに、ついついいつもの道を通ってしまうのが人間です。

これは筋トレのように、毎日、意識して、あなたが努力することでしか、変えることができません。
この筋トレが3日坊主で終わらないために。

あなたがあなたをしっかり「認知」し、「行動」を変えるという、毎日の筋トレをできるようになるところまで、伴走するのがカウンセリングだと、私は考えています。

まずはお聞きするところから。

カウンセラーは答えを出しません。導きません。
あなたの話を傾聴する中で あなたから答えを引き出すお手伝いをします。
答えはあなたの中に。
人生を変えるのはあなたです。

【気持ちを吐き出して楽になりたい方】
1回のカウンセリングでも効果はあります。

【人生を変えたい方】
人によって回数は変わりますが、最低でも3回の継続をお勧めいたします。

【カウンセリングに 向く人】

人付き合いや人生が、うまくいかない理由を知って、自分を変えたい人。

【カウンセリングに 向かない人】

「他力本願」「他責思考」の方。

「誰かに幸せにしてほしい。」
「自分がうまくいかないのは誰かのせい。」という考え方の人には向きません。

よく言われている言葉ですが、
「他人と過去は変えられない」
これは心理です。

ですので、「他力本願」「他責思考」では、なにかを今より良くすることはできません。
そこで話は止まってしまいます。

はじめはそこからでもかまいませんが、カウンセリングはそのような自分を直視し、そこから抜け出していく長い道のりとなります。
人によっては、カウンセリングが進む中で、不快な思いをされたり、辛い思いをされることがあります。
そして大変時間がかかります。
それでも前へ進みたいという気持ちがある方は、お手伝いいたします。

*統合失調、躁鬱病、反社会性パーソナリティ障害、その他、精神疾患の診断を受けている方は、症状を悪くしてしまう可能性がありますので、お受けできません。
診断は受けていなくても、こちらではお役に立てないと判断した場合は、適切な医療行為を受けることをお勧めする場合があります。
尚、主治医の先生及びご家族の同意の上、お受けできる場合があります。症状は治すことはできませんが、ご本人の心を軽くするお手伝いならできるかもしれません。

*上記以外の方でも、こちらではお力になれないと判断した場合は、その旨お伝えいたします。
ご承知おきください。

「謙虚さ」を持ち続けること。
専門知識を使って、人の上に立たないこと。
限られた時間の中で、全人格をかけて、クライアントさんの人生に寄り添うこと。

「距離感」を持ち続けること。
心の問題は、家族や恋人、友人など、距離の近しい人では、対処できない問題が多く、正面からぶつかれば、悪くしてしまう場合もあります。
実生活に関わりのない カウンセラーだからこそ できることがあります。
以上のことから、クライアントさんとの適切な「距離感」を大切にしています。

2010年に出版した漫画「ハッピーエンドではじめよう」のあとがきを、お届けします。

「ある人の一生をそのままなぞってもお話にはなりません。
物語としてまとめるために、私はまず主人公の日常、そして過去を眺めます。
それから複雑に絡み合ったいろいろな事情や出来事、人間関係などから、余計なものを削ぎ落としていきます。

すると見えてくる一筋の物語。
でもその物語は大抵、壁にぶつかって立ち往生しているのです。

物語として完成させるべく、私は登場人物たちと一緒に、いくつもの壁を乗り越えました。
それを乗り越えた時の爽快感を一緒に味わってほしくて、私は漫画を描き続けているような気がします。

誰の一生にも一筋の素敵な物語があります。
誰もがそれを見つけて、ハッピーになれますように。」